中原昌也 作業日誌 2004→2007

「中原昌也 作業日誌 2004→2007」中原昌也

 

以下 boid.net より

映画と音楽と書籍と実人生のすべてがひとつになって、中原昌也の宇宙を作り出す。その混沌の中の希望と憎しみと愛とが織り成す日記=文学。

一方、そこに記されたDVD、CD、LP、書籍など、膨大な購買の記録。

映画、音楽、文学を目指すものにとってのよきガイドとなるだけでなく、現代消費社会の不毛をいかに生き抜き、未来への一歩を踏み出すための道しるべとなるはずの必須の書。

 

雑誌「EYESCREAM」に連載されていた「親指王子ケイタイ日記」の完全版として2008年に発行。

今は kindle で発売されているようだけど、この本とにかく面白いので、是非とも重版もしくは文庫化してほしい。

 

やっぱすげえね、ペキンパーは!条理も不条理も超えて、生だけじゃなく死も描き切り、徹底して冷酷さとほんの少しの優しさだけしかない世界を描いているが、これが現実そのものだと思う。まさに映画史上に残る永遠の名作だ、と再確認。何もかもに間に合わなかったロバート・ライアンの気持ちが、最後いろんな思いと共に胸に沁みる。だが、単に感傷的にならず希望も僅かだが与えてくれる。(中略)まあ、女の人にとっては本当にどうだっていい映画なんだろうけど。(2006年2月27日の日記より)

 

■「中原昌也 作業日誌 2004→2007」中原昌也

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