i hate the internet

"i hate the internet" by Jarett Kobek

 

以下、本書あらすじ一部。

In New York in the middle of the twentieth century, comic book companies figured out how to make millions from comics without paying their creators anything. In San Francisco at the start of  the twenty-first century, tech companies figured out how to make millions from online abuse without paying its creators anything. 

 

そして以下は上記を私流日本語にしたもの。

20世紀真っ只中のニューユークにおいて、コミックブック系企業は、クリエーターに支払うべきものを一切支払わずに、コミックで巨万の富を生み出す方法を見出した。21世紀初めのサンフランシスコにおいて、テック系企業は、クリエーターに支払うべきものを一切支払わずに、オンラインの乱用で巨万の富を生み出す方法を見出した。

 

"i hate the internet" は、ジャレット・コベック(トルコ系アメリカ人)による2016年出版の小説。

私的には、フィクションだけど限りなくノンフィクションな一冊。

日本語版は『くたばれインターネット』、訳は浅倉卓弥。

 

初版から8年が経ち、読者によってはここに書かれている内容を、そんなことは知ってると、何を今さらと、思うかもしれない。

がしかし私は、たとえ目新しさにかけるとしても、一読の価値ありと言いたい。

インターネットやSNS、テクノロジーを否定するつもりはまったくないが(現にこうしてブログも更新している)、この本に書かれている内容を踏まえて利用するのと、何も考えずに利用するのとでは大きな違いがあると思う。

 

■ "i hate the internet" by Jarett Kobek

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