阿部公房『緑色のストッキング』

『緑色のストッキング』阿部公房

 

帯文より

地上最初の草食人間誕生

ストッキング、ブラジャーなど、女性の下着を集めて歩く、哀れな中年教師の華麗な転身!藁パンを食べて白蟻エキスのジュースを飲んで・・・・・ ”新しい人類”の肉体と精神を持った彼は、幸せになっただろうか。

 

「緑色のストッキング」は1974年に新潮社から出版された阿部公房の書下ろし婉曲。

同年に紀伊國屋ホール(田中邦衛主演)で初演された。

その時のチラシによると、(A)2100円 (B)1800円。

行きたかった。

 

当時のチラシ

 

今年は阿部公房生誕100年。

それを機に新潮文庫から『飛ぶ男』『(霊媒の話より)題未定 阿部公房短編集』がすでに発売中。

そして来る8月28日には『死に急ぐ鯨たち・もぐら日記』(個人的には特にこれを楽しみにしている)が発売される。

さらなる復刊を熱望。